フェイスシールドを3Dプリンター・高速生産技術で製作

2022年04月01日(金)

2020年5月1日から、山形大学工学部で製作したフェイスシールドを同大学医学部付属病院に提供を開始しました。
 

  
支援に至った経緯を説明します。
4/14に、医学部の先生から工学部の先生に医療用資材が不足していることの相談がありました。
  
 ・・・ 電話 ・・・ 
  医学部(山形市)            工学部(米沢市)
  
相談をうけた工学部の先生は、どんなものを活用すれば超短期間で迅速設計と高速生産ができるか考えました。
材料について帝人株式会社(米沢市発祥)に相談してみたところ、高透明PC(ポリカーボネート)を提供してもらえることになりました。
  

高透明シート(帝人株式会社PCシート)のロール
 
翌4/15には、工学部が得意とする3Dプリンターとレーザーカッター等を活用してフェイスシールドの制作が開始されました。
  

     裁断の様子



  
4/25には、フェイスシールドの試作モデルが完成して、医学部付属病院で試用と確認が行われました。
  
 
 
そして5/1には、山形大学のオリジナルモデルが完成しました。
第一段として約100個のフェイスシールドの供給を行うことができました!
  

  
相談をうけたことをきっかけに、分野の垣根をこえて得意分野をもちよりみんなが協力したことで、スピーディに必要なものを必要なところへ届けられたことは、とてもよかったです!

設計データはWEB上(研究室のウェブサイトやFacebookの「3D PRINT FACE SHIELD」グループ)で公開されています。
この記事を書いた人

古川塾長
2020-05-11に初代高分子未来塾サイトに公開した記事です
研究室ウェブサイト


 

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