年会費制のご案内
2010年度 ポリマーフロンティア21

新しい材料、技術、試験法、加工法などに関して具体的なテーマを取り上げ、その可能性を探るセミナー形式の講座です。


10-1 ポリマーフロンティア21
【炭素循環型社会に貢献する高分子科学・産業】
趣旨: 1997年の京都議定書以来、温室効果ガスの排出量削減が全世界の課題となっています。特に、炭酸ガスの排出量削減に基づく「低炭素社会」の構築が叫ばれるようになり、2007年の洞爺湖サミットを契機にその行動計画が閣議決定されました。さらに、2020年までに1990年比25%減という日本の温室効果ガス削減目標を国際的に表明したことは記憶に新しいところです。炭素循環型社会に向けた努力は、この地球を未来の世代にバトンタッチして行く上で、現代に生きる我々の使命のひとつとなっています。その目標に高分子科学や高分子産業がどのように貢献できるのか。この講演会が、それを考える一助となれば、幸いです。
日程: 2010年4月9日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

10-2 ポリマーフロンティア21
【バイオインスパイアードマテリアル】
趣旨: バイオインスパイアード・マテリアルとは、生体分子、細胞、組織など様々なレベルの生体システムを発想の源泉とし、生体を超える機能の発現をめざして設計・開発される新しい材料を意味する近年提案された用語ですが、すでに幅広い分野の多くの論文や研究プロジェクトで用いられ、21世紀のマテリアル・サイエンスの一つの潮流となりつつあります。今回は、この潮流の最先端で活躍されている講師の先生方をお招きし、最新の研究動向と将来の展望を紹介していただきます。
日程: 2010年6月11日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

10-3 ポリマーフロンティア21
【蓄電デバイスの最新動向】
趣旨: 環境にやさしいとされる電気自動車やハイブリッド自動車に使用されるキーデバイスであるリチウムイオン電池やキャパシタは、世界の多くの企業が開発競争を進めている部材です。本講演会では、蓄電デバイスの最新動向を紹介していただくとともに、材料、特に高分子材料に要求されることと将来の展望について、開発の最前線の研究者の方々にご紹介いただきます。
日程: 2010年9月3日(金)
会場: 京都テルサ 東館BC会議室

10-4 ポリマーフロンティア21
【次世代エレクトロニクス産業を切り開く高分子材料技術】
趣旨: 次世代のディスプレイ・半導体技術に有用な機能性材料の開発が急速に進められています。その中でも、軽量、柔軟でかつ成形が容易な高分子を用いた新規材料が注目を集めています。本講演では、次世代エレクトロニクス材料分野で注目を集めている有機無機ハイブリッド技術、自己組織化技術を中心に最先端の研究をなされている講師の方々をお招きしご講演いただきます。
日程: 2010年11月12日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

10-5 ポリマーフロンティア21
【高分子を“みる”“はかる”~計測技術・分析の今~】
趣旨: 高分子科学は、材料の合成と高性能化・新機能の発見、工業化とともに発展してきました。高分子を“みる”、“はかる”ことは高分子の重合機構、組成、分子構造、高次構造、構造物性相関、物性/機能発現を知る上で重要な鍵であり、そこで得られた知見をいかに次のステップに結びつけうるかが重要となっています。最近の評価技術の進歩はめざましく、時間的・空間的に幅広いレベルでの定量化が可能となっています。本講演では様々な切り口で高分子を眺める先端の評価技術について、高分子の分析・計測を進められている気鋭の先生方に、今、何がどこまで見えるようになったのか高分子の姿についてお話しいただきます。
日程: 2011年1月28日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

10-6 ポリマーフロンティア21
【高分子を用いた機能性薄膜の現状と展望】
趣旨: 高分子材料の持つ優れた成膜性、分子設計の多様性から、近年、高分子を用いた機能性薄膜に関する研究に注目が集まっています。ここでは、機能発現のための高分子材料の高性能化と併せてナノオーダーの構造を制御する微細加工技術も大きな進歩を遂げており、高品質でかつ高速で機能性薄膜を大面積に形成する技術も立ちあがりつつあります。本講演では、機能性薄膜の最前線として、高度な構造制御、機能発現が可能な高分子材料設計と応用、新しい成膜技術、評価法についてご紹介いただきます。
日程: 2011年3月11日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール



【近年過去開催分】
2009年度 ポリマーフロンティア21
2008年度 ポリマーフロンティア21
2007年度 ポリマーフロンティア21
2006年度 ポリマーフロンティア21
2005年度 ポリマーフロンティア21
2004年度 ポリマーフロンティア21