ポリマーフロンティア21

年会費制のご案内
2009年度 ポリマーフロンティア21

新しい材料、技術、試験法、加工法などに関して具体的なテーマを取り上げ、その可能性を探るセミナー形式の講座です。


09-1 ポリマーフロンティア21
【先端医療を牽引する高分子材料 -New Biomaterials and Devices,Concept to Clinic, Basic to Market -】
趣旨: iPS細胞の開発や、自家培養表皮が日本初の再生医療製品として製造承認を得るなど、高度先進医療技術である再生医療の実現が身近に感じられるようになってきました。その再生医療技術においても、温度応答性高分子を用いて作製した心筋細胞シートが、重症心不全患者の治療に用いられるなど、高分子材料の重要性は増すばかりです。また、ドラッグデリバリー(DDS)技術の進展も目を見張るものがあり、薬剤を徐放する機能を付与した高分子コートステントなど医療と医薬の融合が進み、高分子材料が先進医療を牽引すると言っても過言では無いでしょう。講演では、再生医療・DDS等の最新医療技術において使用される高分子材料の研究動向をご紹介いただくと共に、さらなる可能性を探っていきます。
日程: 2009年4月17日(金)
会場: 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室

09-2 ポリマーフロンティア21
【有機薄膜太陽電池】
趣旨: 21世紀の低炭素社会実現にむけて、重点的に取り組むエネルギー革新技術の開発が加速しています。その中で、革新的太陽光発電システムは二酸化炭素の大幅削減を可能とする技術に選定され、研究開発投資が重点化されています。この太陽光発電システムの中で有機薄膜太陽電池は従来のシリコンなどの無機系材料に基づく太陽電池に比べて、材料の自由度の高さ、安価な製造プロセス、柔軟性や軽量性など多くの利点を有しています。本講演会では有機薄膜太陽電池の原理から研究最前線まで、この分野の研究をリードされている研究者に熱く紹介して頂きます。
日程: 2009年6月5日(金)
会場: 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室

09-3 ポリマーフロンティア21
【有機/無機ハイブリッド材料】
趣旨: 近年、有機材料と金属、セラミック、炭素材料の複合化によって得られるハイブリッド材料の開発が盛んに行われており、ディスプレイ材料、医療用材料、半導体材料やエネルギー関連部材など幅広い分野への応用も進んできています。そこで、最新の合成技術から実用製品、特にディスプレイ材料や電子部材、生体材料関係への展開について紹介していただきます。
日程: 2009年9月4日(金)
会場: 京都テルサ 東館BC会議室

09-4 ポリマーフロンティア21
【フォトニクス技術が切り開く社会とポリマー材料】
趣旨: 光を利用したフォトニクス技術は、通信分野だけでなく、ディスプレイ、ストレージ、センサー、光源などに活用され、従来のエレクトロニクス技術と融合またはそれに置き換わりつつあります。本講演会では、フォトニクス技術が切り開く新しい社会あるいは産業を見据え、そこに関わるキーマテリアルとしてのポリマー材料について最先端の研究について紹介いただきます。
日程: 2009年11月6日(金)
会場: 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室

09-5 ポリマーフロンティア21
【高分子ナノ構造体】
趣旨: ポリマーや分子集合体が材料自身の性質により微細で規則的な構造の形成を可能にする自己組織化の技術が近年注目をあつめています。同時に、ナノメーターオーダーの構造を形成する新規な微細構造加工技術も大きな進歩をとげています。そして、これらの技術を用いて次世代の材料(メタマテリアル、インテリジェントマテリアルなど)やデバイス(電子、光学、バイオなど)を創出する研究も盛んになってきています。本公演では、本分野の研究の最前線、およびこれらの研究が拓く未来像についてご紹介いただきます。
日程: 2010年1月22日(金)
会場: 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室

09-6 ポリマーフロンティア21
【進化し続ける汎用ポリマー】
趣旨: 身近にあふれる汎用ポリマーは、知恵と工夫で安価に新たな材料を生み出せる、コストダウンのキーマテリアルです。本講演会では汎用ポリマーの高性能、高機能化の現状と、研究室でこれからの材料として活躍の場を与えられている汎用ポリマーの姿を紹介します。
日程: 2010年2月19日(金)
会場: 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室



【近年過去開催分】
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